« 概念モデルと論理モデルの違い(後編) | トップページ | 部品表とフィーチャ・オプション »

2012.10.29

1レコード多段表示一覧に対応

 業務システムの世界では昔から知られていたUIパターンがある。欄見出しとレコード上のセルとがそれぞれ複数行に渡って対応する形で一覧されるもので、次図のようにカラムを多く含む表データを扱う際に利用される。

Multirowcolumnstable_2

 もともとは画面の表示域が狭かった「ダム端末」の時代に工夫されたデザインだったのだが、現在でもこの伝統的なデザインが求められることがある。表示幅を超えるほどにカラムが多いケースが今でもあって、隠れた部分を確認するために左右スクロールすることを面倒と感じるユーザは少なくないからだ。調子にのって何段も重ねてはかえって見にくくなるが、2、3段までなら使いやすい。

 このデザインにもとづくUIをいちいちプログラミングすれば、定型的なわりに手間がかかる。だから、プラットフォーム上でアプリのパターンとして関数化(メタプログラミング)しておいたほうがいい。結果的に開発者は、業務システムに固有の設計課題――DB構造やビジネスロジックの確立に集中できるようになる。

 「仕様書によるアプリの動的制御」を実現したOSSプラットフォーム「XEAD Driver」でも、最新リリースでこのデザインに対応した。これまでは一覧表示において横方向にしか置けなかったカラムを縦方向にも置けるようになった。

 じつはこのUIパターンを組み込む気はもともとはなかったのだが、同業の友人が「某開発環境では、1レコードの多段表示だってこんなに簡単に作れますよ」とデモしてくれたのを見て、プログラミング欲を抑えきれなくなった次第だ。プログラマに張り切って仕事をさせるのは簡単だ。「プログラミング欲を刺激する課題」を示せばいい。我ながら他愛のない人種である。

|

« 概念モデルと論理モデルの違い(後編) | トップページ | 部品表とフィーチャ・オプション »

コメント

おお!渡辺さん素晴らしい
でもこれは序の口です
じゃあ次を伝授しましょう
僕もプログラミング欲を刺激するのがうまいかなあ

投稿: 大西 | 2012.11.01 13:30

大西さん

ありがとうございます。大西さんの提案のおかげです。まだ序の口ですか。まだまだ良くなりそうですね(^^)

投稿: わたなべ | 2012.11.02 16:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 1レコード多段表示一覧に対応:

« 概念モデルと論理モデルの違い(後編) | トップページ | 部品表とフィーチャ・オプション »