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2011.05.04

プログラミングは前後の工程を侵襲しつつ変化してゆく

 以前に書いたように、はるか昔にオンラインでのコード入力が可能になった時、「プログラミング」と「パンチング」が融合して「プログラミング」となった。それまでの「プログラミング」は、コードを構想して紙の上に書き出す作業を表す言葉で、それを担当する要員が「プログラマ」だった。パンチングと融合することで、プログラミングの意味は「オンラインでコードを編集してコンパイルする作業」に変化した。

 その後もプログラミングの意味あいは変化し続けた。古参のプログラマは新しい姿のプログラミングに「あんなやり方はプログラミングじゃない。細かい部分は機械語かニーモニックでなければ制御できない。せめてC言語くらい扱えなければプログラマとはいえない」と反発したりもしたが、彼らの信念をよそにプログラミングは自らの姿を変化させ続けた。言語は際限なく高級化し、実装技術は仮想化を指向しながら進化していった。

 そして今、DSLやアプリケーションドライバのような技術は、「詳細設計(エクセル等への仕様の書き込み)」と「プログラミング」とを融合させようとしている。では、これらの工程が融合したものは「プログラミング」なのだろうか「詳細設計」なのだろうか。どちらでもいいといえばいいのだが、パンチングがプログラミングに吸収されて新たな意味合いの「プログラミング」になったように、詳細設計と融合したプログラミングもやはり新たな意味合いの「プログラミング」なのだろう。

 前後の工程を侵襲しながらパワーアップしてゆく。調略と戦闘に長けた信長軍のようでもあるし、殺戮しながら変態を繰り返すエイリアンのようでもある。それがプログラミングという営みの本質なのだろう。ソフトウエア開発技術の発展を駆動するものは「管理手法」でも「設計手法」でも「テスト手法」でもなく「プログラミングのパワー」である。そしてプログラミングは、次なる変化のために吸収すべき工程を探し求めている。今や「詳細設計」がその餌食にされようとしている。

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