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2007.03.11

「CONCEPTWARE/販売管理」をバージョンアップ

 「CONCEPTWARE/販売管理」をバージョンアップした。業務フローや業務定義まわりはほとんど変わっていないが、サーバーモジュールのあり方が変わった。これまで7個だったサブシステムが、次のように11個構成になった。

【旧サブシステム構成】
1,基本データ管理
2,取引先データ管理
3,在庫データ管理
4,受注・出荷データ管理
5,発注・入荷データ管理
6,月次集計データ管理
7,セッション制御

【新サブシステム構成】
1,基本データ管理
2,買掛残高データ管理
3,売掛残高データ管理
4,在庫残高データ管理
5,発注・入荷データ管理
6,受注・出荷データ管理
7,一般仕入取引データ管理
8,一般売上取引データ管理
9,一般在庫取引データ管理
10,月次集計データ管理
11,システム制御

 業務システム向けの基本設計情報は、実装方針を立てやすいものでなければならない。そのためには、定義情報としての論理性の他に「読み物(論文)としてのわかりやすさ」が必要だ。サブシステムの数を増やした結果、個々のサブシステムの役割が明確になってわかりやすくなった。

 他に、売上実績、仕入実績、受払実績の「販売管理システムの3要素」のモデルを整理した。前のバージョンでは、関連取引簿との多重度が「1:1」になるようにモデリングされていたが、それを参照関係の「1:複数」に置き換えた。赤黒訂正の差分レコードを履歴簿上ではなく、実績簿上に置く形にしたためである。結果的に、わかりやすさというよりは「説明しやすさ」が向上した。詳しくはDBマガジンでの連載「超モデリング入門」で説明してゆく。

Model070310 参考までに、「在庫残高データ管理サブシステム」のデータモデルを示す。受払実績簿(「受払実績」)と関連取引簿(グレーのテーブル群)との関係、および在庫管理簿(「在庫」)との関係がよくわかる。受払が関連取引と在庫との間を結ぶ「ブリッジ」のような位置づけになっている点に注目してほしい。

 「CONCEPTWARE/販売管理」をTH手法やT字形やUML等に置き換える試みも予定されている。同一内容をまとめたものを比較することで、それぞれの手法の特性がわかって面白いに違いない。CONCEPTWAREを起点に、いろいろ興味深いことが起こりそうだ。

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コメント

まだ中身を拝見していないのですが(すみませんm(_ _)m)、サブシステム構成でみると、残高管理系と取引処理系を区別する方向でサブシステムを再編されたのですね。僕も最近、特に会計まわりは、そのアプローチが正解なんじゃないかと感じています。経理業務ではB/S勘定科目ごとに業務責任が分担される(売掛金担当、資金担当...)一方、取引は複数B/S勘定勘定にまたがる(当座預金/売掛金)こともあるので、残高管理と取引処理の二層構造で考えるのが一番すっきりするように思うのです。

投稿: 杉本 | 2007.03.15 23:54

もともとそのような意図はあったのですが、今回の再編でより明確になったという感じです。残高管理サブシステムと個別取引管理サブシステムとをつなぐ接点が「売上実績」や「受払実績」や「仕入実績」といった帳簿ということになります。私もこのアプローチが正解(というか現実解)だと思いますね。

投稿: わたなべ | 2007.03.17 08:36

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